スリランカの結婚式
3月上旬の平日、
友人の友人の結婚披露宴に招待されました。
スリランカでは占いで日取りを決めることが多いので、
平日に結婚式を行うことも珍しくありません。
占いが最優先なのです。
スリランカの結婚式はダラダラと長いと聞いていましたが、
本当にその通りでした。
この日は午前10時から披露宴が始まり、
終わったのは午後4時です。
受付もなく、司会進行もいません。
席も特に決まっていません。
御祝儀や引き出物も無いので、気が楽です。
新郎からの挨拶や新婦から両親への手紙などもありませんでした。
主役の新郎新婦がマイクを握る瞬間は無かったと思います。
余興はありました。
友達は4種類もダンスを披露していました。
私は日本の歌を一曲カラオケで歌わせて頂きました。
久しぶりのカラオケ。日本にいたときはカラオケ大好きだったので、緊張どころかとても気持ち良かったです。
結婚式を出会いの場とする考え方はスリランカ人にもあるようで、男の人が女の人をナンパしている姿を結構見ました。
女の人も声を掛けられるのを待っているというか、誘惑するような態度をとっていたので、
「あ~!!スリランカでも結婚式って若い男女にとって出会いの場なのね。」っと、思いました。
食事はきっとライス&カリーだろうけどどういう風に出てくるんだろう…。と思っていたら、ビュッフェ形式でした。
12時頃「ご飯食べに行こうか。」と友達のお母さんに誘われついていくと、
会場の外に料理が用意されていました。
「お昼ご飯の用意が整いました。 」とか、特にインフォメーションも無いので、誘ってもらわなければ気付くことが出来ずにご飯を食べれなかった可能性大です。
とにかく緩いスリランカの結婚式でした。
最後にスリランカらしいひとこま。
シャンパンタワーならぬ、ミルクタワー。
真っ白い牛乳は神聖な存在です。
お祝い事、引っ越し、新しく何かを始める時など、よく登場します。
「この牛乳のように幸せが溢れますように」
という思いを込めて、このようにグツグツと牛乳を溢れさせるそうです。
素敵な儀式ですね‼
(※結婚式での演出なのでこのポットの中にはドライアイスを仕込ませて、ふきこぼれる様子を現しています。
本来は火で沸騰させます。)